防水浸透性素材の話 [タックル全般]
防水浸透性について、調べてまとめてみました。
レインウェアやオールウェザーウェアは
耐水圧と浸透性のバランスが重要。
ゴム製品は防水性は完璧だが浸透性が無いので、
外からの水は防げるが、自分の汗で内部がびしょ濡れになる。
汗を外に排出させるのが浸透性素材の役割。
『耐水圧』
読んでそのまま水の圧にどれだけ耐えられるか。
耐水性試験(JIS L 1092、ISO 811など)
試料に水圧を掛けた時にどの程度で水が染み出すかを評価する試験。
水圧への耐性を耐水性と呼ぶ。
防水性とは撥水性と耐水性の総称だが、
一般的には撥水と防水で区別しているのが多い。
おおよその耐水圧の目安
300mm:小雨
2000mm:中雨
10000mm:大雨
20000mm:嵐
※ナイロン傘は250mm程度。
圧力が掛からないからこの程度の数字でOK
レインウェアなどの場合は人が着用し圧が掛かる。
75kgの人が濡れた場所に膝をつくと約11000mmの圧、
濡れた場所に腰掛けると約2000mmの圧が掛かる。
『浸透性』
汗を拭くの外に放出させる量。
透湿性試験(JIS L 1099)
水蒸気の通しやすさを評価する試験。
数値が高いほど湿気がこもりにくく蒸れを軽減できる。
人が汗をかく量のおおよその目安として・・・
大人の安静時:約1200g(24Hr)
軽い運動:約12000g(24Hr)
激しい運動:約24000g(24Hr)
蒸れにくいレインウェア、最低でも5000g以上、
絶対に蒸れたくない場合、最低でも10000g以上。
以上のことから、耐水性と浸透性を考えると・・・
「耐水圧10000mm以上、浸透性10000g以上」が一つの基準と言える。
名の知れたメーカーの製品はこの2つの数値を
クリアしているものがほとんど。
『各社の防水浸透素材』※AQUA FIELD Weblog調べ
INAREM25000(イナレム25000)ワークマン
耐水圧20000mmH2O
浸透性25000g/m2
OMNI-TECH(オムニテック)コロンビア
耐水圧20000mmH2O
浸透性10000g/m2
ベルグテック ミズノ
耐水圧32640mmH2O
浸透性16000g/m2
スーパーハイドロブリーズ モンベル
耐水圧20000mmH2O
浸透性10000g/m2
ブリーズドライテック モンベル
耐水圧25000mmH2O
浸透性15000g/m2
ドライテック モンベル
耐水圧25000mmH2O
浸透性10000g/m2
Dermizax(ダーミザクス)東レ
耐水圧20000mmH2O
浸透性10000g/m2
Entrant(エントラント)東レ
耐水圧10000mmH2O
浸透性10000g/m2
DiAPLEX(ディアプレックス)フェニックス
耐水圧30000mmH2O
浸透性16000g/m2
GORE-TEX ゴアテックス ※メーカー公表値では無い
耐水圧45000mmH2O
浸透性13500g/m2
文字だとイメージしにくいのでグラフ化↓
耐水圧の棒グラフ ※AQUA FIELD Weblog調べ
浸透性の棒グラフ ※AQUA FIELD Weblog調べ
各社の位置関係 ※AQUA FIELD Weblog調べ
価格に応じて機能が高くなる傾向。
防水浸透だけではなく、デザインやその他の機能を付加することだったり、
ブランド名にコストが掛かっている なんて場合もあるため、
選ぶ方としては厄介。
高性能なアウターを用いても、ミッドやインナーも含めて考えないと
その機能を活かせないので、注意が必要。
いずれの場合も防水浸透性の数字は初期評価の結果なので、
洗濯やクリーニングにより性能は劣化する。
適切なクリーニングやメンテナンスで劣化の速度は遅らせられる。
レインウェアやオールウェザーウェアは
耐水圧と浸透性のバランスが重要。
ゴム製品は防水性は完璧だが浸透性が無いので、
外からの水は防げるが、自分の汗で内部がびしょ濡れになる。
汗を外に排出させるのが浸透性素材の役割。
『耐水圧』
読んでそのまま水の圧にどれだけ耐えられるか。
耐水性試験(JIS L 1092、ISO 811など)
試料に水圧を掛けた時にどの程度で水が染み出すかを評価する試験。
水圧への耐性を耐水性と呼ぶ。
防水性とは撥水性と耐水性の総称だが、
一般的には撥水と防水で区別しているのが多い。
おおよその耐水圧の目安
300mm:小雨
2000mm:中雨
10000mm:大雨
20000mm:嵐
※ナイロン傘は250mm程度。
圧力が掛からないからこの程度の数字でOK
レインウェアなどの場合は人が着用し圧が掛かる。
75kgの人が濡れた場所に膝をつくと約11000mmの圧、
濡れた場所に腰掛けると約2000mmの圧が掛かる。
『浸透性』
汗を拭くの外に放出させる量。
透湿性試験(JIS L 1099)
水蒸気の通しやすさを評価する試験。
数値が高いほど湿気がこもりにくく蒸れを軽減できる。
人が汗をかく量のおおよその目安として・・・
大人の安静時:約1200g(24Hr)
軽い運動:約12000g(24Hr)
激しい運動:約24000g(24Hr)
蒸れにくいレインウェア、最低でも5000g以上、
絶対に蒸れたくない場合、最低でも10000g以上。
以上のことから、耐水性と浸透性を考えると・・・
「耐水圧10000mm以上、浸透性10000g以上」が一つの基準と言える。
名の知れたメーカーの製品はこの2つの数値を
クリアしているものがほとんど。
『各社の防水浸透素材』※AQUA FIELD Weblog調べ
INAREM25000(イナレム25000)ワークマン
耐水圧20000mmH2O
浸透性25000g/m2
OMNI-TECH(オムニテック)コロンビア
耐水圧20000mmH2O
浸透性10000g/m2
ベルグテック ミズノ
耐水圧32640mmH2O
浸透性16000g/m2
スーパーハイドロブリーズ モンベル
耐水圧20000mmH2O
浸透性10000g/m2
ブリーズドライテック モンベル
耐水圧25000mmH2O
浸透性15000g/m2
ドライテック モンベル
耐水圧25000mmH2O
浸透性10000g/m2
Dermizax(ダーミザクス)東レ
耐水圧20000mmH2O
浸透性10000g/m2
Entrant(エントラント)東レ
耐水圧10000mmH2O
浸透性10000g/m2
DiAPLEX(ディアプレックス)フェニックス
耐水圧30000mmH2O
浸透性16000g/m2
GORE-TEX ゴアテックス ※メーカー公表値では無い
耐水圧45000mmH2O
浸透性13500g/m2
文字だとイメージしにくいのでグラフ化↓
耐水圧の棒グラフ ※AQUA FIELD Weblog調べ
浸透性の棒グラフ ※AQUA FIELD Weblog調べ
各社の位置関係 ※AQUA FIELD Weblog調べ
価格に応じて機能が高くなる傾向。
防水浸透だけではなく、デザインやその他の機能を付加することだったり、
ブランド名にコストが掛かっている なんて場合もあるため、
選ぶ方としては厄介。
高性能なアウターを用いても、ミッドやインナーも含めて考えないと
その機能を活かせないので、注意が必要。
いずれの場合も防水浸透性の数字は初期評価の結果なので、
洗濯やクリーニングにより性能は劣化する。
適切なクリーニングやメンテナンスで劣化の速度は遅らせられる。