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マグシールドレス化について [ロッド・リール関連]

 
 
先日、14リョウガベイジギング(C2025PE-SH)を預かった時に、
クラッチボールベアリングの錆による固着があったのを見て、
そう言えば、私の14リョウガベイジギング(C2025PE-SHL)は
マグオイルが漏れたのでベアリング替えちゃってたなぁって事で
マグシールドレス化についての記事を書きます。
 
 
以下に記載する内容はメーカーの意図しない使い方でしょうから
これによって生じた不具合はメーカー保証対象外です。
私はそれを承知で勝手にやってるだけです。
当ブログでも推奨している訳では無く、責任は負えませんので
御承知おきください。

文章自体も長いですので、興味の無い方はスルーしてください。
 
   
 
 
14リョウガベイジギングのクラッチボールベアリングには
マグシールドボールベアリング(以下、ボールベアリングはBBと表記)が
採用されています。
 
このマグシールドBB、ユーザーでのメンテがほぼ無理。
メーカーに預けて、マグオイル充填もしくは部品交換を
するのが一般的のようです。
何せ取説に「注油禁止」って書かれてますしね・・・。
 
マグシールドが物凄く良い物で、ほぼメンテフリーであるならば
2、3年に一回程度の頻度でメーカーに預けるってのも
考えても良いのですが、そこまで持つ物じゃ無かったです。
 
買って1年程した釣行後のメンテで、スプール外したら
茶色い土のような物が大量に湧いていて、「なんじゃこりゃ!」状態。
錆では無くオイルっぽかったので、ははーん、これが巷で噂の
マグオイル漏れかと思い至りました。
 
 
このマグシールドBBは先日の記事でも書きましたが、
メーカーの修理対応品で部品のみの購入は不可。
じゃあ別のBBに換装してしまおうとしても、
サイズが一般的なBBの規格サイズではありません。
 
外径:14mm 内径:8mm 幅:5mm
この幅5mmってのが規格外。
 
通常は幅4mmで、ミネベアで言うところのDDL-1480ZZや
NSKで言うところのSMR148ZZです。
これらは普通に売られていますが幅5mmはダイワ独自の寸法のようで・・・。
 
じゃあどうするか?
 
1.メーカーに預ける
2.自力でどうにかする
 
1.は説明不要で、そのまんまです。
2.はタイトルにもあるマグシールドレス化です。
要は一般的なBBにシムをかまして幅を5mmにしてしまう方法です。
 
メーカーに修理対応で出しても、いつ戻って来るか分からなかったので
ひとまず自分で対応しちゃおうって事で、2.を選択。
以来そのままで、現在に至っています。
 


実際自分はこの方法で2年ほど使っていますが、
今のところ問題は起こっていません。
(落とし込みやライトなジギングでの使用で
月に2回10時間程度の稼働率。
釣行毎の洗浄と回転部及び摺動部の注油は実施。
最大の負荷掛かったと思われるのは
7、8kgのワラサの時ですが問題無かったです。) 
 
 

私の言うマグシールドレス化は至って簡単。
外径14mm 内径8mm 幅4mmのBBと
外径14mm 内径10mm 幅1mmのリング状のシム
(シムリングとかリングシムと呼ばれるもの)を用意します。

シムの内径はBBの内輪と干渉しなければ良いので
10mmか12mmが妥当と判断。入手し易さから10mmを選択しています。

 
 
画像を使って説明します。
 
20170531_002.jpg 
クラッチボールベアリングが入る場所です。
 
 
 
20170531_003.jpg
スプール側にシムを入れます。
(ここでは磐田製作所のSUS304製
 外径14mm 内径10mm 幅1mmを採用)
 
 
 
20170531_004.jpg
BBを入れます。
(ここではNSKのキャストップ
 SMRA148A2-H-X1ZZを採用)

これで他の部品を組み付けて終了。
 
 
 
ちなみに・・・
 
20170531_005.jpg
左が一般市販品のBB 右がマグシールドBB
 
 
 
20170531_006.jpg
このように幅が違います
 
 
 
20170531_007.jpg
シムを入れて幅を合わせるとこのようになります。
  
 
 
この手法はベアリングとシムのサイズを変えれば、
他のマグシールドBBの箇所でも可能なので、
マグシールドがダメになったら、順次切り替えて行くつもりですが、
今のところ他のマグシールドBB搭載機(ジリオン系)は不具合無しです。

ジリオン系は、ピニオンの支持部だけがマグシールドBBなので
そこは問題が起こり難いのでしょうか?
そう言えばリョウガベイジギングのピニオン支持部も問題無く使えてますね。
 
まぁ何れにせよマグシールドBBには懐疑的なので、
今後も不具合出たら即交換って事で。
 
  
 
  
  
BB備忘録
 
外径14mm 内径8mm 幅4mm
 
ステンレス製BB
 ミネベア 両側シールド DDL-1480ZZ
 NTN 両側シールド WBC8-14ZZ
 NSK 両側シールド SMR148ZZ
何れも300円前後

耐食性を向上させたステンレス製BB
 NSK キャストップ 両側シールド
 SMRA148A2-H-X1ZZ 500円前後
 
※キャストップは釣具メーカー純正の防錆BB(CRBBやARC)が
 ダメになった場合の換装品としても使っている。
 釣具メーカー純正BBは1000円前後に対し、キャストップはほぼ半額。
 バーチカルな釣りにおいては、私には性能差を感じる事が
 出来なかったので採用中。
 
 キャストップ NSKマイクロプレシジョンの製品
 リンク→http://www.nskmicro.co.jp/products/products07_01.html
 
 
 
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